takaokawakaの日記

30代女子が思うがままに書いています

藤本ひとみさんのミステリー小説「KZ’ Deep File 桜坂は罪をかかえる」を読みました

 

 

久しぶりに本を読みました。

 

藤本ひとみさんのミステリー小説なのですが、

ミステリーとしてもおもしろいのですが、

私は、この作者さんの人間のかき方がすごく好きです。

 

今回読んだのは、

「KZ’ Deep File 桜坂は罪をかかえる」

これは、KZ'Dシリーズというらしく、

藤本ひとみさんの本は結構読んでるつもりだったけど、

ここ最近ずっと本を読んでなかったので、これは初めて読みました。

 

他にも、

KZ’Deep File 青い真珠は知っている

KZ’ Deep File いつの日か伝説になる

KZ’ Deep File 断層の森で見る夢は

とシリーズなので、久しぶりに読書欲に火が付いたので、

 全部読んでみようと思っています。多分。笑

 

そして、せっかくなので

良いなと思ったところを二つだけ書いておこうと思います。

これ以上書くと、ネタバレなうえに長々しちゃいそうなので。

 

まずね、

 

序章より、

~本人が発想しそうもない単語が口からもれるのは、その心の中に本人以外の何かが入りこんでいるからだ~ 

 

ここ、うわあ・・って思った部分。

その通りだと思いました。

自分でも、他人でもそうだけど、

普段使わない言葉を使うときって、

大なり小なり何かに影響されている時の事が結構ある気がする。

そういう時って結構自分らしくないな、とか自覚していることもあるし、

まったく自覚の無いときもある。

自覚していても、その何かを信じているときや、何かをやり遂げたい場合は、

その何かを、受け売りじゃなく自分のものにしたくて、努力したりする。

自覚の無い場合って、言ってみれば軽い洗脳状態で、

あとから友達とかに指摘されて、

あ、影響され過ぎていたかなって反省したりする。

なんていうか、そういう心理とか状態を赤裸々に暴かれたような気持になって、

うわあ・・と、ちょっとドキドキしました。

 

次ね、

 

第2章 桜坂から、

 

~嘘は罪です。でも小罪だから、祈りと善行で許される。私は毎晩祈ってるし、慈善もしてるから大丈夫です。~

 

登場人物の一人で、鐘突き男という教会関係者の言葉なのですが、

こういう宗教観って良いなと思いました。

普段から信仰心があって、でも振り回されていない感じがして、

明るく正しい宗教観ってこんな感じかなと。

 

日本だと、というか私の周りだと、

どうしても宗教って聞くと良いイメージが無い人が多かったり、

無神論者ですって公言している人が多い気がするんだけど、

私は宗教は、大事なものだと思っています。

最低限、お葬式はしますしね。

新興宗教に入っている方で、あまりにも生活に制約の多い人とか、

勧誘の多い人、私の行動にまでその宗教観を押し付けてくる人とか、

困ります。ちょっと。

 

だけど、政治的な発端も多いかもしれないけど、

これだけ神社仏閣があって、

パワースポット巡りとか、御朱印集めとか流行ってるなら、

それをきっかけにでも、もっと信仰心とか持てればいいのになと思ったりします。

 

宗教の、

私たちは生かされている、すべてのものに感謝、愛をもって接する、

こういう考え方ってとても素敵だと思うんだけどな。

どの宗教でも、戒律を全て守って、全てを実行するのは難しいことだけど、

食事をする時に、感謝の気持ちを持ったり、

夜寝る前に、無事に過ごさせてくださったと感謝したりする習慣が持てたら

素敵な事だと思います。

そうすればご飯を残したりする人も減るんじゃないかなって、

生き物が無駄に殺されることが少しでも減るんじゃないかなって、

だけど、厳しい宗教の戒律を守る事はやっぱりちょっと難しい。

そんな時に、この鐘突き男の

「嘘は罪です。でも小罪だから、祈りと善行で許される。私は毎晩祈ってるし、慈善もしてるから大丈夫です。」

この言葉って良いなと思いました。

本を読んだらわかりますが、この嘘だって優しい嘘でした。

 

藤本ひとみさんの書く小説の、

登場人物や、人間の悩みとか、葛藤とか、心理とか、頑張る姿とか、

ドキッとさせられたり、共感したり、考えさせられたり、

わたしはとても好き。

 

wiki藤本ひとみさんは西洋史歴史小説犯罪心理学小説を主として書く。

となっていますが、

わたしは馬鹿なので、わたしにとっては難しい言い回しとか、初めて聞く言葉とか、結構多いのですが、興味をそそられる文章のせいか、読みやすくてさくっと読めちゃう。

さらに、本を読んだ達成感も味わえる。笑

 

それに女性が主役の物語とかを読むと、

私は、とてもパワーがもらえる感じがします。

こういうのが、本との相性なのかな。

 

次を読むのが楽しみです。

ああ、時間が欲しいよ。

 

このシリーズは、もともとのシリーズが児童書だったっぽいので

さらに読みやすかったです。

 

「KZ’ Deep File 桜坂は罪をかかえる」

こんな感じの表紙です